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ムンバイ散策 11月17日月曜日

朝の7時前には目覚めた。
ぐっすり眠ったおかげでフライトの疲れはないようだった。
宿泊料金に含まれている朝飯を食い、まちに繰り出す、世界遺産に登録されているというエレファンタ島に向かうことにした。
船が出ているインド門に向かい、チケットオフィスに行った。
しかし、月曜日は島はしまっているという。掃除のために閉めているそうだ。

1日かけてエレファンタ島を見学する予定だったのに、いきなり予定がなくなってしまった。
新たな計画をしようと、海沿いの手すりに腰掛けて話し合っているとインド人青年が横に座ってきた。
青年が僕の手にそっと手を載せ
「すみません」
といってきた。

ソフトタッチにびっくりして、そちらを見てみると
「一緒に写真とってよ」
と5人くらいの青年集団であった。
「かまわんよ」
ということで、その青年たちと撮影をすることになった。
仲間のうち一人が通行人に、
「写真とって」
通行人A「おういいぜ。でもどうやってとるんだ?」
通行人B「ここ押せばいいんじゃね?」
通行人C「おれらも写っていいかな?」
などという会話がかわされて大人数で写真を撮影した。
青年たちは写真を撮ったら満足したようで
「ありがとねー」
と去っていった。

散策中に見つけた公園。クリケットが盛んに行われていた。

散策中に見つけた公園。クリケットが盛んに行われていた。

やることが決まらなかったので、地球の歩き方の地図を見ていると「沈黙の塔」という文字が目に留まった。
インド宗教のひとつゾロアスター教の遺体処理施設のようなものである。
ゾロアスター教は火を神聖視しているため遺体を火で焼却せずにハゲタカに死体をついばませ自然に還すそうで、沈黙の塔では内部に遺体が並んでいるとのこと。
近くに行って雰囲気を感じてみたいなと思って、電車に乗って最寄の駅まで向かった。

駅から沈黙の塔の間にはガンジーがムンバイ滞在時に利用していた館があり、現在はガンジー博物館として一般に公開されている。
道に迷いながらも到着し、ガンジーの写真、生い立ち、生前にガンジーが利用していたサンダルや糸紡ぎ機を見るも英語の解説が難しく理解は2割。

ガンジー博物館を後にして沈黙の塔に向かうことにしたが、太陽がギンギン光線を送ってきて日向はアホほど暑いので日陰を選びながら進んだ。
交通量が多く運転が荒いので道のいたるところからクラクションが聞こえるし車が巻き上げるほこりと排気ガスで空気は悪い、その上に暑いので道を歩くだけで疲れてくる。
地図の沈黙の塔付近にやってきたが、いまいち場所がわからずもなんとなく進んでみると集合住宅の駐車場に侵入してしまった。
そこには自転車にのったおっちゃんがいて、こっちに向かって手を振っていた。
無視して進んでると、おっちゃんが話しかけてきたが何を言ってるのかわからない。その様子を察したおっちゃんはジェスチャーで何かを伝えてきた。
どうやら道を伝えてくれているようで
「ここをグワーってまっすぐ進んで、右に曲がると細い道があるから、そこを進めよ」
と読み取れた。
「おお、おっちゃんありがとう!」
と、お礼をいっておっちゃんのジェスチャーとおりに進んでみると細い道が丘の上に続いていた。
日陰の無いのぼり坂を言葉数少なく進むが、マメがダウン寸前。
しばらく進むと公園のような木が茂っている場所に到着したのでそこで休憩。マメは瀕死であった。
水を飲み再び歩き出して、のぼり坂を終えたところにはでかい公園が・・・。
おっちゃんはこの公園までの道のりを教えてくれたのね。

沈黙の塔はそこには無かったけど、疲労がピークだったのでそのまま駅に戻ることに、まっすぐ伸びる沿道に木が生えている坂を下っていった。
勢いのある物乞いがどなりつけてきたけど、無視してあるいていたら腕をつかまれて驚き振り払って走るようにして逃げた。物乞いは何か叫んでしばらく追ってきたが、それ以上は絡みが無かった。
無事に駅戻った僕らはバテバテでクーラーの効いているファーストフード店に入店した。頼んだコーラをがぶ飲みして一気に飲み干した。
インドのアホほど暑い外から入ったクーラーガンガンの室内で飲むコーラは日本で飲むそれの数倍おいしかった。

ムンバイ街中で映画の撮影(?)風に出会った

ムンバイ街中で映画の撮影(?)風に出会った

暑さにやられていた僕らは室内で涼みながら楽しめる至高のエンターテイメント”映画”を見ることにした。
ここムンバイでは映画の製作本数がやたら多く有名らしい。
宿の近くの映画館に行くと4時からの映画があったのでそれを予約することに、カーストによって館内の席が決まっているとガイドブックにはあったが外国人の僕らはどこでも座れるらしいので、最安でも最高でもない普通のチケットを買った。普通が安心するのである。

30分前程度に映画館に行くとチラホラ待ち人がいたので、そろそろ入場できるのかなーと思っているとどんどん人が集まってきて満員電車状態に・・それでも入場はできず4時5分前くらいに館内から前映画の人が出てきて4時に入場となった。
映画は英語半分、現地語?半分だったと思う。聞き取れなかった。
ストーリーも無く踊りまくるのかと思っていたけど、それなりにストーリーがあり展開の気になるものであった。

映画を見終わって外にでると館外はやはり暑かった。飯を食い、宿に戻り荷物をまとめてタクシーで駅に向かった。夜行のアウランガーバード行き列車に乗るためである。

駅構内は荷物を枕にして横たわっているような人が大勢いてその脇を自分の列車に向かう人、とにかく人だらけ、人で溢れ返っていた、前日昼間に来たときよりも賑わっていて夜行の列車が多いことが伺える。
購入済みの列車チケットを頼りにフォームに向かって待っていると、搭乗予定の列車がやってきた。
車両のドアが開いたので乗り込み、予約の席を確保し荷物を椅子の下に配置した。

定刻の9時5分に列車は出発した。
寝台列車であるが、2段目は就寝時のみ設置されるタイプでしばらくは向かいのおっちゃんが手でカレーを食う様子を観察したり、座席の取り合いの喧嘩を横目に見たりとしていた。
10時過ぎに向かいの2段目のベッドが設置されたので、ついでに僕らのベッドも一緒に設置して寝ることになった。
駅で停車するごとに物売りが来てうるさいけれど、足が伸ばせる寝台は予想以上に快適で睡眠はぼちぼちとることができた。

僕らは寝台で眠っている最中も列車は次の目的地のアウランバーガードに向かっていた。

→アウランバーガード到着 11月18日火曜日

同日のマメ旅行記はこちら
11月17日 インド2日目

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