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コルカタ2日目 11月28日金曜日

コルカタ発デリー行きの翌日フライトを予約して、すでに持っているデリー発コロンボ行き(スリランカの都)を翌日フライトに変更するということにした。

ネットで調べたところによるとコルカタ発デリー行きは午前7時発だった。
そのため、宿に延泊して朝のタクシーで空港に行く算段にした。
出かける前に受付によった。
「おはよー。もう一泊したいんだけど。」
「今夜は予約でいっぱいで無理だよ。」
と出鼻をくじかれる。受付のおっちゃんは思い出したように
「電車のチケットどうなった?取れた?見せてよ。」
と言ってきた。
昨日におっちゃんに電車のチケットの相談をしていたからだ。
「取れたんだけど、キャンセルして日本に帰るよ。」
「何で?」
「テロがあって怖いから。危険かなと思って。」
「バラナシいくんでしょ?あそこは田舎だから大丈夫。コルカタも貧乏だから大丈夫だよ。おれも貧乏だよー。」
「そんなことは聞いてないけど。何も起きなければ良いんだけどねー。バラナシ行きたいよ。」
などとくだらない会話をした。

とりあえず、部屋が無いので荷物をまとめてチェックアウトした。
ホテルを探す前にもう一度おちついて事件の状況、インドの他都市の危険度、スリランカの危険度など調べた。
外務省のサイトではスリランカの特定地区の方が予定しているインドのコースより危険度が高かった。
テロが起きて注目されているけど、その前後で危険度が変わるかと言うとそうでもないし、スリランカの方が危険なんだと客観的に理解した。
前日に電話した総領事館員の話も思い出してみた。

インドのテロは地下鉄やバザールなどの人が大勢集まる場所で夕方6時半~9時半くらいで行われている。
犯人が何を考えているかわからないが、大勢の犠牲者をだすことを考えているなら、首都のデリーは危険かもしれない。
怪しい車や人には極力近づかないように。
バラナシ行くなら電車での睡眠強盗に気を付けて、いくら仲良くなってもインド人から飲み物・食べ物をもらわないように・・・。

昼飯を食べながらマメに伝えてみた。
「帰らずに旅を続けたい。」
「私は帰りたい。」
「なんで。」
「怖いから。」
しばらく話してもマメの恐怖感は収まらないらしい。
彼女が楽しく旅ができないなら帰るつもりでいた。
このまま帰るのかなと思っていたときに隣の席に日本人が座った。
彼らと事件の話をしてみた。マメは愚痴を吐き出せたようで元気になった。
やはりバラナシに行こう。

コルカタのリクシャ。

コルカタのリクシャ。

食後から5時まで時間が空いたので、マザーテレサの作った施設であるマザーハウスに向かった。
歩いてむかった道がすごかった。狭く汚い道にリクシャ、サイクルリクシャ、オートリクシャがとおり、野良犬がうろうろし、ゴミがそこらに撒かれていた。
マザーハウスでは彼女のお墓や遺品、生涯の年表などがあった。
お墓では西洋人観光客が跪き熱心に祈っていた。

5時にタクシーで駅に向かった。駅はなかなかの警戒態勢で緊張感があった。
何事もなく定時に列車は出発した。

→バラナシ 11月29日土曜日

同日のマメ旅行記はこちら
11月28日 インド13日目

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